病院経営レポート「Vision」 ユーザさまの声 Vol.2

データをどう解釈して、
どこを掘り下げていいかに
気付くきっかけに

社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
理事長 神野 正博 先生
事務部部長 森下 毅 さま

社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院のお二人

 新サービス、病院経営レポート「Vision」の活用方法について、董仙会の理事長である神野正博先生と、病院事務長の森下毅さまにお話を伺いました。
 新型コロナウイルス感染拡大による病院経営への影響は大きいですが、こういった状況下であるからこそ、ベンチマークやデータ分析が重要であると言います。冒頭では神野先生にアフターコロナに向けた病院経営のヒントをお伺いすることができました。

アフターコロナは地域の健康増進・生活支援がカギに

理事長 神野 正博 先生

――病院のご紹介をお願いします。

神野先生
 恵寿総合病院は1934年(昭和9年)に設立され、今年で87年目になります。元々、外科を中心とした病院で、設立当初も「能登半島で初めて盲腸が切れる病院」として地域住民の信頼を得てきました。「金沢に行かなくても高度な医療をここで提供できる」というのが当院の伝統的なスローガンであり、そこから地域と共に発展してきた病院です。

 また、1994年頃から様々な仕組みを導入してきました。まずは院内物流管理システムのSPD。そしてオーダリングシステムや電子カルテなどのITシステムを業界に先んじて取り入れてきました。その一環としてPHR(パーソナルヘルスレコード)、MDVさんの「カルテコ」もあります。直近ではやはり新型コロナウイルス感染拡大対応の話になりますが、日本の中でこれだけオンラインで会議やカンファレンスをやっている病院はおそらくないと思います。病院の中の会議やカンファレンス、お見舞い、研修まで、ほとんどオンラインでやっています。Withコロナ・アフターコロナに向けて必要なことを今、一気に取り組めていると感じています。

 また、次の取り組みの大きな柱として、予防・健康増進・生活支援があります。私達の進めてきた「けいじゅヘルスケアシステム」では、医療、介護、福祉を一元管理し、境目のない総合的なサービスを提供していますが、そこに予防や健康増進、生活支援を上手く取り入れることができればと考えています。

――予防や健康増進について、具体的にはどのような取り組みをお考えですか。

神野先生
 私達、病院というのは今まで、患者さんが病院に来る前のことをあまり考えていませんでした。健診はありますが、それ以外は病院の治療が終わった後、いかに面倒見をよくするかに力を入れてきました。しかし、これからは病院に来る前の段階をいかに眺めていくことができるかが重要になってくるのではないでしょうか。

 自動車レースでの例え話になりますが、今のF1ではピットでのタイヤ交換やガソリンの補充を、たった8秒でやるそうです。なぜそれが可能かというと、IoT(Internet of Things=モノのインターネット)により走行状態やガソリンの減り具合、タイヤの減り具合などを全部センサーで計測し、ピットにあるコンピュータに流しているからです。あとは運転手とタイミングを合わせて、パッと直してパッと出す。病院をピットになぞらえることができます。病院は今、在院日数がどんどん短くなってきています。今後さらに治療方法も進み、病院にいる時間はより一層短くなるでしょう。そうすると生活時のデータを私達がいかに収集して、もうそろそろ病院に来てください、というようなお知らせをすることが必要になると思います。そういう意味では単に健診して終わりではなく、その後のフォローや、途中途中の経過をいかにウォッチできるかが重要だと思っています。

――ありがとうございます。弊社もぜひ、「カルテコ」でお手伝いさせてください。

新型コロナウイルス感染拡大の病院経営への影響

――それでは次に、新型コロナウイルス感染拡大の収入への影響はいかがですか。

神野先生
 病院全体としてはやはり大幅な赤字です。ただ、「Vision」の外来のシートではっきりと分かりますが、外来収入の落ち込みは思ったほどではありませんでした。外来患者数は大幅に減っていますが、外来診療単価が上がったためです。おそらく、軽症の人は来なくなる一方、本当に病院に来なくてはいけない人はコロナ禍でも病院に来て下さったのだと思います。抗がん剤や放射線治療、特別な検査をしていらっしゃる方々です。そうすると軽症の方々を今後どうするのか、これから皆で考えなくてはいけないと思っていますが、まずは赤字体質を解消しないと病院の持続可能性が無くなってしまいます。法人の介護事業で、入所施設の経営状況は実は良かったのです。ただそれだけでは、病院の赤字分をカバーするにはとても足りません。病院の経営状況がよくならないと新たな投資や事業ができない、ということになります。

Visionサンプル 外来

森下様
 収入は5月が一番悪く、6、7月で戻ってきてはいますが、前年度の数字と同等かそれ以下です。4、5月の落ち込みを取り返すことを考えると、まだまだ道半ばですね。7、8月は熱中症が増えるので患者数増加を見込んでいましたが、現時点では前年度と比較しても少ない状況です。例えば白内障の手術を待機されている患者さんがどの程度戻ってくるのか、眼科や耳鼻科の戻りが一つのバロメーターになるのかなと思っています。健診もそうですね。手術の件数は6月よりも7月が増加していますが、変化は緩やかです。手術を再開したというアナウンスももっと必要ですし、受診控えというのはやっぱりまだ背景にある気はしています。

事務長 森下 毅 さま

 地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟は、普段の稼働率で言うと90%超えてほしいところですが、6月はまだ80%台にとどまり本来の稼働ではありませんでした。急性期の入院患者が少ないので当然、転棟が少ないことが原因だと思います。「Vision」で気付いたのは、回復期リハビリテーション病棟において、運動器リハビリテーションの単位数が落ちていることです。そこを紐解くと、やはり急性期病棟の整形外科の患者数が減少していました。そこで、EVEで詳しく見てみると、大腿骨近位部骨折の手術などが減っているのが見えてきました。

Visionサンプル リハビリテーション

神野先生
 コロナによるステイホームでお年寄りが出歩かなくなって、誰も転ばなくなったのです。全国の整形外科で、大腿骨近位部骨折や手の骨折が減っているみたいです。

「Vision」の偏差値で、他病院の頑張りがわかる

――続けて、「Vision」のご感想や活用方法をお聞かせいただけますか。

森下様
 「Vision」は、実績が上がったところ、下がったところを容易に気付かせてくれるレポートです。診療科別のグラフについても、分かりやすく色で表現してくれているので、掘り下げる着目点が見つけやすいです。

Visionサンプル 診療科別

神野先生
 データを作るだけであれば、頑張れば誰でも作れると思いますが、「Vision」はデータをどう解釈してどこを攻めるか、どこを掘り下げるかということを見つけ出す際のきっかけになるという点がいいと思います。

 特に、Visionの1ページ目(全体俯瞰)は見せ方が上手だなと思いました。偏差値とレーダーチャートは、負けず嫌いの人が多い病院経営者には効果的だと思います。今年の4~6月というのは、全国のいわゆる急性期の病院はどこも、非常につらい思いをしています。そういった意味では「Vision」を見て、収入減はしょうがないなという気持ちもありながら、でも偏差値を見ると他の病院はもっと頑張っていることも見えてきます。新型コロナウイルスの影響をベンチマークしていくというのは、これからの経営の中で大きなポイントになるのかなと思います。他の指標にもベンチマークの要素をぜひ、入れていただきたいです。

――ありがとうございます。ベンチマークは今後、指標の拡充を予定していますのでご期待ください。

社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院のお二人

森下様
 私も同感で、他院との比較である偏差値は自前ではもちろん出せないですし、レーダーチャートは先生方や経営陣にも非常に分かりやすいと思います。データを掘り下げていく事務スタッフとしても、レーダーチャートは目の付け所や掘り下げ所が分かりやすいですね。

神野先生
 今まで、データを作ったり見やすく色を付けたりするのに一生懸命になっていたところを「Vision」に置き換えることで、これからはその時間を「なぜ、なぜ、なぜ」と分析を繰り返し、掘り下げることに使えるとするならば、とてもいいサービスだと思います。当院で独自に作成している資料とハイブリッドにして使用するのもありですね。

――弊社としても、課題の抽出を「Vision」がお手伝いすることで、院内では分析や改善に時間をもっと使っていただきたいと考えています。本日は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。

恵寿総合病院さまのご紹介

恵寿総合病院さまの外観

名称:社会医療法人財団 董仙会 恵寿総合病院
許可病床数:426床
一般病棟:282床
HCU:10床
回復期リハビリテーション病棟:47床
地域包括ケア病棟:47床
障害者病棟:40床
所在地:〒926-8605 石川県七尾市富岡町94番地
ホームページ:http://www.keiju.co.jp/

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Visionで確認できる経営指標

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急性期病院・ケアミックス病院・回復期病院向けに、月次のレポート配信サービス 病院経営レポート「Vision」を開始いたします。

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病院経営レポート「Vision」では、データ提出加算で厚労省へ三か月ごとに提出する調査用データを使用し、毎月の状況が一目で分かるレポートをお届けします。
月次で把握すべき指標が一目で確認でき、経営会議の資料としてもそのままお使い頂けます。
毎月の集計業務が軽減され、病院事務部門の働き方改革推進にも繋がります。

概要

回復期・慢性期の病棟や外来の経営状況も把握可能

高度急性期や急性期だけでなく、回復期・慢性期の病棟や外来の経営状況、
出来高請求病院の経営状況についても集計可能です。

医療機能ごとに集計した、毎月必須の指標を充実させた帳票

基本となる「ベーシックレポート」では、病院全体や病棟機能別の
収入・新入院患者数・診療単価・看護必要度Ⅰ,Ⅱ・リハビリテーション単位数など
医療機能別の月次で把握すべき指標について、前年同月比や月次推移を確認できます。

※無料レポートではベーシックレポートのみの提供となります。
※【月次経営レポート】は名称を【病院経営レポート「Vision」】に変更いたしました。

価格・使用データなど

  • 提供価格ベーシックレポート:月額1万円(税抜)(見積書)
    オプションレポート:月額2万円(税抜)(見積書)
    ※オプションのみでのお申込みはできません。

    【オプションレポート内容】
     ・診療科別帳票(各指標の月次推移や、疾患別分析)
     ・リハビリテーション傾向分析帳票
     ・集計済みデータセット(Excel)

  • 配信日レポート対象月の翌月下旬~翌々月上旬

    ※12月診療分レポートの場合、 1月下旬~ 2月上旬の配信
    ※データ提出日により異なります
  • 使用データEn , Fn , Eg , Fg , Dn , Hn , 様式1ファイル

    ※DPC病院でない場合、Dnファイルは不要
    ※弊社が提供する匿名加工ツールを介してデータを提出いただきます
  • データ提出日レポート対象月の翌月25日までに、オンライン提出にてご提出ください。

「Vision」ユーザさまの声 Vol.1

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