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DeSCと共同開発「拡大推計機能」をリリース
台帳情報突合した保険者データで全国値算出が可能

2023.07.24

 国内最大規模の診療データベース(DB)を持つメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は、昨年5月に業務提携した株式会社ディー・エヌ・エーのグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川翔、以下DeSC)と共同開発した新たな「拡大推計機能」を、患者数や処方日数、処方量などを容易に分析できるWeb分析ツール「MDV analyzer」に搭載しましたのでお知らせします。

 拡大推計機能では、DeSCが提供する健保組合、国民健康保険、後期高齢者医療制度の保険者データを、台帳情報と突合した上で各保険者データ種別毎に有病率を計算し算出、MDVの病院ネットワークで集積した国内最大規模の診療データ(病院データ)のほかに全人口、各保険者・自治体の全加入者数を活用して全国値を算出します。

 また、保険者データは出揃うまでに一定の時間が必要なため、利用者さまが全国値を必要とするタイミングと、算出できるまでにタイムラグが生じます。そのタイムラグを解消するために通常、2ヵ月前に集積されるMDVの病院データで補完して、利用者さまによりスピーディに最新の全国値をご提供できるようにしました。

 MDVは医療機関から二次利用許諾を得た匿名加工データの集積を続け、診療DBは病院データ4,406万人(実患者数、2023年6月末)に達し、健保・国保・後期高齢を含む保険者データはDeNAとの業務提携で1,946万人(同)※となっています。また、「MDV analyzer」は製薬会社、アカデミア(研究機関)などにご利用いただいています。
※「拡大推計機能」では、保険者データのうちのDeSC分のみを使って推計値を算出します。

拡大推計機能の主な活用場面

  • 0~100歳の高精度な性年齢別の市場把握
  • 当局からの照会事項に対しても全国値として活用可能
  • 新薬開発による市場予測にも活用可能

MDV analyzer拡大推計機能の画面イメージ

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