企画職 社員紹介

Recruit

やりたかった医療への貢献。部署(ところ)変われど思い変わらず

自分がMDVに入社を決めた理由は3つあります。1つ目の理由は、この会社の理念や事業内容に強く共感したことです。学生時代、最後に研究テーマとしていたのは創薬研究で、その時から「人々の健康に医療で貢献したい」という思いがありました。しかし、取り組んでいた研究でよい結果が出せず、研究者の道は断念しました。そして、就職活動において「医療に貢献する道」を広く模索している時にMDVに出会い、「医療や健康分野のICT化を推進し、生活者メリットを創出する」という理念やこれまで取り組んできた事業内容に共感し、心を惹かれました。2つ目の理由は社員の皆さんの情熱です。就職活動を進めてMDVという会社を知るにつれて、社員の皆さんの医療にかける熱意や情熱を強く感じました。人事の方がさまざまな社員の方とお話する機会を用意してくださったのですが、「EBMで真に効果のある治療を推進していく」といったお話や、「カルテコを1億2千万人に広めて医療を変える」といったMDVが進める事業の未来の話を熱く力強く語っていらして、圧倒されたのを覚えています。就職活動時期にはいろいろな企業の方の話を伺いましたが、事業にかける熱意という意味でMDVは一段階違うなと感じました。3つ目の理由は「カルテコ」の存在です。当時自分が入社するタイミングは、ちょうどカルテコがリリースされる時期でした。カルテコの「誰もが医療データを閲覧できる未来を実現する」というコンセプトを伺った時に「これは絶対に必要なことだ」と感じ、MDVが目指す未来に貢献したいという思いで入社を決めました。

入社後、ギャップを感じたことは、ポジティブなものとネガティブなもの、両方ありますね。どちらも自分の勉強不足が原因なのでお恥ずかしいですが。ポジティブなものとしては、医療業界におけるMDVの存在感の大きさです。就職活動時期は「医療×IT」の業界についてほとんど知らず、MDVは規模として小さな会社で知名度や存在感もまだ小さいのだろうと思っていました。一般的な認知としては、それは今も正しいかもしれません。当時、親にMDVへの就職について納得してもらうのは苦労しました(笑)。しかし入社後にその認識は変わっていきました。展示会などで社外の方と名刺交換するのですが、名刺をお渡しした時点で「ああ、あのMDVさんですね。もちろん知っていますよ」と笑顔でお声がけいただくことが多く、いまは会社の存在の大きさを感じていますね。逆にネガティブな点ですが、医療データの利活用については、事前に想像していた何倍も難しいということでしょうか。「医療データの利活用」について明るい未来を話すと、誰もが良いねと共感してくださるので、事業がトントン拍子に進んでいく気がしてしまうのですが、実際はいろいろな困難がつきまといます。まず病院から医療データをお預かりするプロセスにおいては、病院の方との強い信頼関係が必要ですし、データ提供が病院の負担にならないような工夫も必要になります。医療データの扱いに関しては個人情報保護法などの法律も絡んでくるので、サービスの設計難易度は高いと思います。またデータ利活用においては、データの質と向き合わないといけません。もともと、EBM事業部で解析業務をやっていたのですが、データの欠落やエラー値などが存在しているので、しっかりとデータを見て下準備してからデータ解析をしないと正しい解析はできません。時には病院の担当者の方にデータエラーの原因を問い合わせする場合もあります。それでも解析側で出来ることは限界があるので、データ分析の質を上げて真のEBMを達成するためには、患者さんの医療データをどう記録してどう取得するか、根本的なところから変革が必要だと感じています。

次にキャリアの話ですが、キャリアで大きな出来事は入社8年目の時、社内公募で部署異動をしたことだと思います。公募に応募した理由としては「新しいことに挑戦したい」という気持ちが大きかったですが、公募していた職種が病院向けサービスを企画する販売企画部だったことも重要な点でした。それまで8年間解析職として勤務する中で、MDVが保有する医療データベースの価値を実感していました。しかしその一方で、MDVが目指す社会を実現するためには、会社が保有する医療データ基盤をより強化していかないといけないとも感じていました。そしてそれを達成するためには、販売企画部が携わっている病院向けサービスの企画が欠かせません。なぜならMDVのビジネスモデルは病院向けサービスを提供して病院との信頼関係を築いたうえで、データを提供していただくというモデルです。逆をいうと、例えば電子カルテデータなど新たなデータを二次利用で活用していきたいとなったときには、データを提供いただく病院の方にもメリットがあるよう、病院向けサービスの設計も必要となってきます。そのため販売企画部の公募が出たとき「これはやるしかない」と思い、異動の選択をしました。実際に異動をしてみてですが、最初はやはり大変でしたね。同じ会社のはずなのに、部署によって見える世界が全然違いました。異動後の販売企画部は病院向けのサービスの企画を、異動前に所属していたEBM事業部は製薬企業などに向けたデータ利活用サービスの提供をしていますが、それぞれ必要とする知識や対応する顧客層が大きく異なります。販売企画部の基本的な業務でもわからないことが多く、いろいろなことを一から学びなおす必要がありました。とはいえ、営業出身の方が多い販売企画部の中で、解析職経験があることの強みが発揮できるときもあり、経験が無駄になったとは思っていません。2つの部署の経験があるからこそ生み出せる企画もあると思うので、そこも挑戦していきたいですね。まずは、病院に関する知識や理解を深めながら、企画の皆さんに食らいついていきたいです。

自分の子どもや次世代のために、より良い未来を残したい

今自分が担当している業務は大きく3つに区分できます。1つ目は、既存の病院向けツールの更新作業です。2つ目は、新しいサービスをリリースする前の数値検証の作業です。3つ目は、少し特殊ではありますが、データ基盤を強化していくプロジェクトとなります。
1つ目の話ですが、MDVは病院向けサービスとして、有料のサービス以外にもさまざまな無料ツールを病院に提供しています。病院向けの集計ツールは国の医療制度に沿ってロジックが組まれるので、制度改定があるとそれに対応する必要が出てきます。そういった改定などに対応しながら、更新作業をしています。
2つ目の業務は数値検証です。新しいサービスをリリースする際は、表示画面に出ている数値が正しいかどうか、その正しさを確認する作業が必要となってきます。私はもともと、解析業務をしていたので、自分で元のデータベースから必要なデータを抽出し、分析や集計をすることができます。このスキルを活かして、開発されたサービスで出てくる数値に関して、仕様通りの集計結果となっているかを確認しています。
3つ目はデータ基盤強化のプロジェクトです。部署異動の理由としてもお話しましたが、ここは本当に会社の生命線だと思っています。MDVは「国内最大規模のデータベース」を強みとしていますが、会社が目指すものを考えると、質も量もまだまだ十分ではありません。業務内容の詳細をお話することはできませんが、データ基盤を強化するため、質と量の両方についてアプローチをしていく計画です。ここは販売企画部だけで完結できる内容ではないので、様々な部署と連携しながら進めています。

企画職としては2年目になりますが、まだ自分で企画を立ち上げることはできていません。今は他の方が企画したサービスに関わり、更新作業や数値検証をすることがメインになっています。ただもちろん、自分で企画を立ち上げてサービス展開していきたいという思いがありますので、そのための準備もしています。まずはサービス提供する相手のこと知らないと話にならないので、いろいろな部署の方の病院訪問に同行し、直接現場の声をお聞きしています。販売企画部だけでなく、営業部の方やサービスの活用支援をする部署など、他部署での病院訪問にも同行させていただいています。少しずつですが病院の課題が見えてきたので、課題解決のためのサービスを提案していきたいですね。

今後の目標ですが、まずは病院向けサービスを企画してリリースすること。もっと先の自分が望む未来としては、少しでも国民の健康寿命を延ばせたらいいですね。ちょっと未来にはさまざまな医療データが一元化され、統合されたデータベースがあり、その統合されたデータを、医療従事者の方・製薬企業の方・その他様々な企業の方、そして患者さんも含めた生活者である私たちが利活用している、そんな世界にしたいです。そうやって医療データの利活用が進んでいくことで、予防医療が発展し、病気を遠ざけていくことができると考えています。もちろんこれはMDVだけで達成できる話ではないです。多くの医療機関や企業が関係しますし、国の役割も重要になってきます。その中でMDVが果たせる役割があると思うので、そこに向かって自分も貢献していきたいです。

Q

どんな人が向いていますか?

医療や福祉に興味があるかは結構大きいと思います。そこをど真ん中でやっているので。あとは主体性を持って自分でチャレンジしたい人はぜひ当社に来てほしいなと思います。医療のICT化を軸にいろいろとチャレンジしている会社なので、それを自分ごと化して楽しめるかがポイントですね。MDVの社員が語る未来にワクワクするようであれば、楽しめると思います!

Q

入社して10年目、同期の仲はどうでしょうか?

私たちの世代は「黄金世代」!…なんて自分たちで勝手に言っています(笑)。当時入社した新卒が4人で、4人とも今もMDVで働いています。九州と東京で距離はありますが、出張の際に一緒にご飯を食べたり、オンライン飲み会をしたりと、仲はよいと思います。前の部署にいた時は仕事上のやり取りがほとんどなかったのですが、部署異動をしてからは業務でも関わっていますね。この間は営業部の同期がやっている病院訪問に同行させてもらいました。短い面談時間であったにもかかわらず、初対面の病院担当者の方としっかり信頼関係を築いていたので感動しましたね。すごくいい学びと刺激をもらいました。あとの2人は開発部に所属しているのですが、サービス関連の知識でわからないことは2人に聞いています。気軽に話を聞ける同期がいることはかなりありがたいですね。

Q

入社後、一番笑ったことは?

一番を決めるのは難しいですが、よく笑っていると思います(笑)。最近だと向かいの席のお二人に笑わせてもらっています。突然、漫才みたいなやり取りが発生することがあるのです。けっこう真面目な業務のやり取りもボケを挟んで会話しているので、思わず笑っちゃいます。たまに自分もボケやツッコミで参加したり(笑)。この前はアイスパーティをやろうという話が出て、新卒社員を巻き込んで一緒にやりましたが、それも楽しかったですね。もちろん、基本は真面目に仕事していますが、気軽に話せる雰囲気は大事だと思います。業務に関することでも、遠慮なくお話できるので助かっていますね。