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厚労科学特研事業、看護必要度II計算ソフト検証
「カンゴッチ」が最大差比一定範囲内の数値を算出
2020年12月21日

 メディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)が開発・販売している看護必要度計算ソフト「カンゴッチ(2020年度版看護必要度試算)」は、2020年度厚生労働科学特別研究事業「重症度、医療・看護必要度Ⅱの計算アルゴリズムの検証により、保健医療施策の立案に資するための研究」(研究責任者:日本病院会副会長島弘志氏)の検証対象となり、該当患者割合の算出値が、最大差に比べ一定の範囲内に収まっていたことが分かりましたので、お知らせします。

 この特研事業は現在、医療現場で使用されている看護必要度計算ソフトを提供している9ベンダーが算出する該当患者割合(延べ患者数、基準該当患者数)が、適切に算出されているかを検証するために実施されました。協力医療機関29病院で約半年間にわたり検証が続けられました。検証の結果、9ベンダーのうち当社の「カンゴッチ」の算出値は基準該当患者割合で最大差0.6%に比べ、一定の範囲内に収まりました。

 看護必要度Ⅱは2018年度診療報酬改定において、評価者の負担を軽減し、より正確なデータを取得できるようにする観点から、新たに導入されました。これをきっかけに、各種の計算ソフトが開発され、医療現場で活用されてきましたが、計算ソフトごとに算出される該当患者割合などに差が生じているという指摘がありました。
 
 ■「カンゴッチ+」に厚労科研検証済版を実装し、21日にリリース

 当社では、今回の検証結果を踏まえて、従来の「カンゴッチ」をバージョンアップして今年9月にサービスを開始した「カンゴッチ+」の厚労科研検証済版を、12月21日にリリースしました。

注:左の表は、2020年度厚労科学特研事業 「重症度、医療・看護必要度Ⅱの計算アルゴリズムの検証により、保健医療施策の立案に資するための研究」の報告から一部抜粋(報告では算出値のベンダー名はマスキングされています)

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